1回で治った症例の紹介(3)声帯ポリープ
『全ての症例が1回で治るという保証をするものではありません。
ケースバイケースですが、1回で治せたということは、方針は正しいのだと考えています。
また、完治ではなく、大幅改善も含みます。』
◼️声帯ポリープ
これに関しては、以前も書いたことがあるんですが、改めて書かせていただきます。
これは、私自身が声帯ポリープの診断を受け、九州ガンセンターで根本原因は、逆流性食道炎ではないかとの診断がおり、3ヶ月間PPI(プロトンポンプインヒビター/胃酸を止める薬)を処方されるも、かえって悪化したため、オペで切除する必要ありとの診断となりました。
1ヶ月後に、手術と言われ、PPIの処方も中断したんですが、私、全身麻酔嫌なんですよね。
まあ、なんというか、怖いのです。
鍼灸が怖いという皆さんと同じ感覚で、頭では安全と判っているんですが、怖いという感覚は拭えない。
そこで、せっかく自分は鍼灸師なんだし、なんかこの1ヶ月でできることはないだろうかと手術を受けたくない一心で色々考えました。
その結果、今から説明する方法を思いつき、実行に移したわけです。
初めて行ったのは、忘れもしません。2019年12月末ごろの金曜日
で、翌日、後輩の合気道場に合気道の審査をするために福岡市から古賀市まで車で移動していたのです。
その時、あれ?喉の痛みや違和感がないな?
とは思ったんですが、まさかそんなに劇的に効くはずはないだろう、と流しておりました。
その後も、私自身がそんなに効くとは思っていないので、週に2−3回、自分に施術をしていました。
で、手術の一週間前。
状態の最終確認のために久しぶりに九州がんセンター頭頸科へ。
そこで、主治医に内視鏡でポリープの状態を確認していただいたんですが、なんと!
ポリープが遥かに小さくなっているではありませんか!!
私が一番驚きましたけどね。
この時の写真があるんですが、見慣れない方には気持ち悪いと思うので、公開は差し控えます。
で、医師の判断としては、手術は中止。
翌週の入院を避け、全身麻酔も避けることができました。
メデタシメデタシ!!
実は、このしばらく後、別件で来られた患者さんが、世間話で「今度声帯ポリープの手術なんですよ」などとおっしゃるもんですから、せっかくならと、同じ技を試してみたのです。
もちろんその場では結果は分かりませんでしたが、後日。私同様にオペが中止になったとご連絡をいただきました。
このように、二例効果を確認できましたので、私が行った方法は、有効性が高いと考えています。
残念ながら、この後、声帯ポリープの方が来られませんので、これ以上のデータはありませんが、この方法自体は、声や呼吸器系に問題がある場合に併用して、効果を挙げています。
ちなみに、方法は、尺沢、孔最、魚際へのお灸だけです。
お灸のやり方は色々あると思いますが、私は、右手にお灸をしたいけど、右利きの私ではお灸が不可能なので、苦肉の策として、灸点紙という熱緩和シールを貼り付け、左手で線香を持ち、チョンチョン、と突いただけです。
お灸というのは、要は経穴への熱刺激に過ぎないと私は思うので、この方法を苦し紛れに試したわけですが、効果が出たので、結果オーライかなと思っています。