1回で治った症例の紹介(2)頭痛
『全ての症例が1回で治るという保証をするものではありません。
ケースバイケースですが、1回で治せたということは、方針は正しいのだと考えています。
また、完治ではなく、大幅改善も含みます。』
◼️頭痛
頭痛が1回で治るのは私にとって当たり前すぎて気にしてなかったんですが、考えてみれば、前回のアロディニアも頭痛の一つなので、ご紹介しておきます。
頭痛は大きく分けると前側や、側頭部が痛い場合と、後ろ側が痛い場合がります。
医学的には一次性頭痛(頭痛そのものが病気)」 と 「二次性頭痛(別の病気が原因)」 に分けられます。
私が使うのは、一次性頭痛のみで、片頭痛.、緊張型頭痛、群発頭痛などに分けられます。
これらのは教科書的には対処方法が違うのですが、私はあまり区別していません。
全部同じ方法ですが、不思議と全部治ります。
少なくとも、当院で施術後に頭痛が全く改善しなかったという事例は記憶にありません。
私は基本、頭痛は首、肩こりの延長と考えていますので、頭痛がひどい場合は首肩周りを徹底的に施術します。
通常、頭痛がひどいと、C3-6あたりに施術を行います。
ただ、これだとC2が中核であるTCC(三叉神経頸髄複合体)には刺激が行かないわけですが、私の場合、周辺部を広く施術するためにこのTCCへの痛みの入力が下がるのではないかと思われ、また、C3への刺激がC2にまでおよんでいる可能性も否定できず、結論としては、首肩周りを広く施術する事で問題が解決しているのではないかと考えています。
後頭部のみが痛い場合は、ほぼこれで解決するんですが、側頭部や目周りまで痛いと言う場合は、さらに仰向けになっていただき、翳風と言う耳の後ろのツボと頬の骨の下に刺した針を繋いだ部分と、側頭部にも鍼をさし、1Hzの通電を10分程度行います。
これらの施術を行うと、今までのところ頭痛は1回で改善しています。
前回、アロディニアの話を書かせていただいて、改めてアロディニアがなぜ治ったのかを調べてみたら、どうもC1-3にあるTCC(三叉神経頸髄複合体)という部分への影響が功を奏したのではないかという考えに至りました。
TCCという部分への刺激と首肩周りの刺激、また、1Hzのパルス刺激というものが、医学的に研究したわけではないので、はっきりしたことは言えませんが、結果的にTCCを操作できるような刺激になり、結果、脳幹レベルの疼痛調節系まで動かして、頭痛やアロディニアを改善したのではないかということです。
症状による施術方法の違いがないのに全部治るのは、おそらく、このTCCへの刺激のコントロールのおかげだと思われます。
私自身意図としていなかったんですが、どうやら相乗効果があるらしく、偶然とはいえ、結果が出てよかったです。
とはいえ、私が施術すれば2度と頭痛が起こりません!なんて事はなくて、やはり年に数回来院されるかがた多いですが、まあ、来れば治るので、喜んでいただいております。
◼️用語説明
C3-6:首の後ろの神経で上から首の付け根までC1-C8という名前で呼ばれます。
アロディニア:異痛症と呼ばれるもので、原因不明の体のあちこちに起こる痛み
1Hzの通電:パルス刺激とも言います。1秒間に1回の刺激が1Hzです。