『試して損はない、不眠解消法①』

私は今58歳

15年程前に睡眠時無呼吸と診断され、CPAPにお世話になりながら眠るようになってから、睡眠についていろいろ勉強してきました。

 

そして今は、鍼灸師という仕事柄、不眠症でお困りの患者様も多くお越しになることから、睡眠についていろいろアドバイスさせて頂くことも多くなりました。

 

そこで、現状私が実践して効果があった入眠法、安眠法についてご紹介していこうと思います。

 

①印堂

印堂というのは、眉毛の間、正中線上にあるツボで、いろいろな効果があるのですが、経験的には安眠の効果があります。

ここに「円皮鍼」というシールで貼り付ける0.3mm程の長さの鍼を貼ることで、経験的には6−7割に方に改善効果が見られます。

実は私も何年もマイスリー10mgを服用して入眠していましたが、これではいかん!とこの方法を試したところ、2週間で薬から離脱できました。

実際、不眠、入眠困難な患者様の多くからは効果があったと喜んで頂いています。

ただし、この「円皮鍼」は医療器具で、鍼灸師か医師しか使うことができないので、入手も大変だし、価格もそう安くもありません。

そこで、私がお勧めする代替案は、アルミホイルを米粒ぐらいの大きさに丸めて、絆創膏など(セロテープは剥がれるので不向き)で、同じように額に貼り付けるのです。

実は私はこの方法でやりました。何日か使えるし、コストもほぼかからないので、お勧めです。

 

②テアニン

テアニンというのは玉露、抹茶などに多く含まれる成分です。

要は、緑茶の成分なんですが、睡眠の質を上げる効果があるということがわかっています。

サプリメントなどもありますが、実はこれもほとんどコストをかけずに使うことができます。

作り方は簡単。

スーパーなどで販売されている、お茶のパックを使います。

これは、普通のもので良いですが、玉露、抹茶系の方がテアニンは多く含まれています。

このお茶のパックを氷水のような冷たい水で、数時間かけてゆっくり抽出すると、カフェインが少なく、テアニンが多く含まれたお茶ができます。

これは冷水で抽出するとカフェインの抽出率が1−2割に減ることを利用したもので、味はまろやかになります。

なお、一度抽出したテアニンのお茶は、飲むときには加熱しても大丈夫なんですが、味的には室温程度で飲んだほうが美味しい様です。

 

今回はここまでです。

次回以降、さらにいろいろご紹介していきますので、お楽しみに!