『頸部に安全かつ効果的な刺激ができるのは鍼灸だけ』

以前、『頭痛の治し方。原因は首肩周りが9割』というお話を書かせていただきました。

 

実は頭痛に限らず、うつ病、自律神経失調症、首が原因の腕の痺れ・痛み、目の疲れ、耳鳴・難聴等、頸部への適切な刺激が必要な疾患は多いと思います。

また、寝違えなどで首が動かない、などという場合も勿論、頸部への刺激が必要となります。

 

一方、その頸部に対して適切な刺激を入れる方法はかなり限られます。

なにしろ、頸部というのは七つの骨(頚椎)で頭部と胴体を繋いでいて、しかも可動域が比較的大きく、なおかつ、体重の10%にもなる頭部を支えています。

つまり、いうまでもなく、繊細な場所なのです。

 

従って、頸部に対して圧迫や捻るなどの刺激は厳禁とすべきで、出来たとしても軽度の圧迫のみです。

私は施術前に圧痛を確認するために軽く圧迫しますが、あまり強い圧迫をかけたり、整体師を名乗る人たちが昔よくやっていた(今でもする人がいるそうですが)、頸部を捻り音を鳴らすような行為は、大惨事になりかねないので、絶対にやってはならない事なのです。

 

とはいえ、鍼は怖い。鍼は危ない。と信じておられる方が多いのも事実で、そういう方は整体とか整骨院でマッサージ的な施術を選択されるのだろうと思います。

 

しかし、鍼は安全性の高い施術方法です。

鍼で失明したとか、半身麻痺になったとか、色々な噂が飛んでいますが、事実無根です。

 

鍼で注意が必要なのは場所は「禁鍼禁灸部位」として、国家資格である鍼灸師資格を取る際に徹底的に叩き込まれ、安全性を最優先で施術するよう教育されています。

 

それに、鍼がそんなに危ないものなら、3000年も続き、全世界で施術される事はないでしょう。

 

もし、先ほど挙げた、頭痛、うつ病、自律神経失調症、首が原因の腕の痺れ・痛み、目の疲れ、耳鳴・難聴、寝違え等でお困りの方がおられましたら、鍼灸を試してみるのが一番良い手だと思います。

実際、当院では、よほどの慢性状態でない限り1回で大幅に改善する例が殆どです。

 

もちろん、鍼が怖い、という方には、ご納得がいくまでご説明させていただきます。

 

首のケア、施術をしたいと考えている皆様。

鍼は、安全かつ効果的な世界的に普及している歴史的な施術方法です。

ぜひ、鍼を試してみてください。

 

いぶき館は、あなたの笑顔のために全力を尽くします。