バネ指への対応について

バネ指への対応について

 

不思議なことに、年が明けてから、バネ指の施術を希望される方が大変多くご来院されます。

バネ指に関しては、私の知る限り、オペが一番効果が高いようですが、オペをしても再発することもあるようで、なかなか難しい症状です。

 

私自身、バネ指については過去多くの方に施術をしてきましたが、成功率は6−7割というところです。

というのも、私自身がバネ指に対する鍼灸施術の方法に自信がなかったからで、うまくいく場合と、失敗する場合が極端で、結果が安定しなかったのです。

 

ところが最近、前述のように、メインの施術のついでに、

例えば、「腰痛できたんだけど、バネ指もみてもらえますか?」

というような方が多く来院されまして、図らずもバネ指について多く関わる機会を得ることが出来、自分なりのバネ指に対する施術方針に答えを見つけることができました。

 

昨日と本日も、たまたまバネ指の方が来られたため、新しい方法を試してみたところ、劇的に改善しまして、かなり手応えをつかんでいる状態です。

 

とはいえ、まだ研究中の段階なので、100%治せるとは申し上げられませんが、以前に比べれば、かなり確率は上がったと考えております。

 

ちなみに、指の種類で言うと、母指のバネ指は難しいです。

関節の可動域が大きく、ポイントが特定しにくいので、大変難しいと感じます。

 

施術方法は写真に示したような手のひら側の指の関節付近のポイント(黒い点の部分)を特定し、鍼の刺激とお灸の熱刺激を加えます。

 

まあ、文章で書けば簡単なんですが、鍼の刺激量とか、刺入ポイントが患者さんに状態によって異なるので、結構難しい施術と感じています。

 

今後も、経験を重ね、さらに100%の改善率を目指して精進してまいりたいと思います。