今日の一例

頸椎症というのをご存知でしょうか?

頸椎というのは、首の骨のこと。

ここを痛めている状態のことを「頸椎症」と表現します。

頸椎症によって起こる症状は様々ですが、当院で一番多いのは、四十肩、五十肩の様な肩の痛み

ただし、四十肩、五十肩と違うのは、肩だけで無く、肘あたりまで痛みが出るところです。

この件の詳細ついては、また改めて書くとして、今回は割愛します。

今日の患者さんは、この頸椎症が原因で耳鳴を発症していたと思われる方です。

60代の男性で、どうもだいぶ前から軽い耳鳴はあった様なのですが、二ヶ月ほど前から左だけ急に音が大きくなったとの事。

色々調べてみましたが、耳周りに反応点はなく、1側性なので心因性でもない。

念のために首を調べてみると、C5辺りが濃いシワになっていて、左側に強い圧痛がある。

これは!という事で、C5に対して頸椎症の治療を行ってみたところ、施術中に「音が小さくなった」との事。

施術終了時に再度確認しても、「小さくなっている」との事で、どうやら頸椎症性の耳鳴で当たりだった様です。

まだ1回目なので、今後の経過観察が必要ですが、慎重に対応を進めていきたいと思います。

(写真はイメージです)