ブログ:四十肩、五十肩と診断されたら。(胸郭出口症候群)

続きを書くのをすっかり忘れておりまして、長いことお待たせして申し訳ありませんでした。

四十肩、五十肩と診断されたら。その2「胸郭出口症候群」です。


「胸郭出口症候群」と言われても、ピンと来る方はほとんどおられないかと思います。
そもそも「胸郭出口」って何?

ということからご説明します。

胸郭、というのは、以下の赤で示した部分の事です。

 

つまり、この部分は首が生えている部分なので、ここを大きな動脈や気道、神経が通る事になります。

なので、この部分がなんらかの問題で圧迫される事で、いろいろな問題が起こるわけですが、その中で、腕のしびれや痛みを引き起こすものを「胸郭出口症候群」という名前で呼びます。

 「胸郭出口症候群」というのは、症状の総称ですので、実際は、さらに「斜角筋症候群」「肋鎖症候群」「過外転症候群」などに分類され、それぞれ治療方針が変わってくるのですが、あまり細かい話をしても仕方ないので、今回は割愛します。

 

今回伝えたいのは、「四十肩、五十肩と診断されて、長い事整形外科や整骨院に通っているが、全然変わらない」という方は、「五十肩ではない」という可能性も検討して、鍼灸院にも相談してみては如何でしょうか?という事なのです。

特に、整形外科でろくに診断もされずに、「肩が痛い」→「五十肩ですね」と言われたような方は、もう一度きちんと診断を受けられた方が良いかと思います。