ブログ:釣り札の事

ずいぶん昔、神戸にいた頃、私が勝手に師匠と思っている鍼灸師の先生から「将来、開業するなら、患者様へにお釣りは新券でお返ししなさい」と教えられました。

 

そして最近も、鍼灸師会の会長から「お釣りは新券でお返ししなさい」と教えていただきました。

 

そして、患者様からも最近「新券だと気持ちがいいですね!。もったいないから、折らないようにして帰ります。」とのお言葉をいただきました。

 

新券だろうが、使い古した金だろうが、価値は同じ。

でも、なんか新券だとやはり気持ちが良い。

 

それはわかっていたんですが、「こんな少額を新券に変えてもらうのも、銀行さんに申し訳ない」と思い、躊躇しておったんです。

そこで、いつも当院をご利用いただいている、元この辺りの銀行で副頭取まで務めた方に「新券に替えるのって、少額では申し訳ないんですよね」とお話ししたところ、

「銀行というのは、常に札を新しい状態に管理するのも仕事であり、古くなった札を回収するのも重要な仕事。

従って、新券への両替も通常業務の一環なので、遠慮なく銀行に依頼してほしい。」

との事でした。

 

その言葉を伺ってから、生まれて初めてこの夏、銀行に新券への両替に行ったんですが、やはり「こんな少額では嫌な顔されないかなぁ」と内心ドキドキ(笑)

 

でも、両替の申請書に「新券」という項目があり、チエックするだけで「新券へのご両替ですね」とにこやかに(当たり前ですが)対応いただき、無事、新券をGET!!

 

初めて手にした新券の束は(薄いですが)嬉しかったですねぇ!

 

それ以来、二週間に一度は患者様へのお釣り用に新券への両替をお願いしに銀行へ通っております。

 

このようにして当院ではできるだけ、お釣りは新券でお返しできるよう、心がけておりますが、万一新券が足りない時はご容赦ください。

 

 

今年もあと少し。

 

 いぶき館は、今月も休む事なく、日々、皆様の健康に全力で奉仕してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。