合気道って、皆さんどんな印象をお持ちでしょうか?
合気道を表すものとして、色々な表現の仕方があるのですが、一番わかりやすい話として、「試合がない」というのがあると思います。
なので、「合気道って、試合がないんですよ。」とお話しすると、大抵の方が驚かれます。
武道=試合 というイメージが定着しているんでしょうね。
私としては、スポーツ=試合 であって、武道≠試合と考えています。
なぜなら、本来、武道は戦場で戦うために考案された技術ですから、「どんな手を使っても勝てば良い」のであってルールは必要ないのです。
剣道や、柔道、空手にはルールがあるじゃないか、という方もおられるでしょうが、剣道も柔道も空手もスポーツなのです。
特に、柔道に関しては、講道館が「スポーツ」と明言しており、やはり武道ではないと考えます。
まあ、もう少しはっきり言えば、「スポーツの祭典」であるオリンピックに参加できる。または参加を検討されるものはスポーツな訳ですが、合気道は絶対にオリンピックには参加できません。
なぜなら、
1、ルールがない(つまり試合ができない)
2、攻撃の手段がない
というのが大きな理由です。
じゃあ、どうやって優劣をつけるのか?という疑問があるでしょうが、そもそも、優劣はつけません。
まあ、実際には、上手な人と下手な人がいたり、師範と弟子がいるわけですから優劣があるのはあるのですが、基本は自分の技を磨くことを目的としているので、他人と競う必要がないのです。
でも、試合をしないと形稽古だけになってしまい、試合で磨かれるような反射神経や、判断能力が向上しません。
そこで、私の道場では、「多人数がけ」という乱取りを行います。
これは、初心者の場合は、1対2 初段以上では1対3とか1対4とかで稽古を行うものです。(私は1対6までやりました)
なんか、プロレスのバトルロイヤルみたいですが、同時に2人以上が攻撃してくる場合、それを綺麗に捌いて、投げて、というのをスムーズにこなすには、頭で考えるというより、反射的な動きができなければならないし、かといって反射だけで投げていると、背後を取られたりするので、全員に目を配りながら、効率よく相手を投げていかなければなりません。
そのため、3人以上の相手に対して効率よく多人数がけの稽古をするのには相当の技術が居るので、試合がわりに行なっているのです。
私も、合気道以外にいくつかの武道を経験しましたが、こういう「多人数がけ」をやっている武道は見たことがありませんし、合気道の道場でも、今は珍しくなりました。
せいぜい、師範クラスが演武会で見せる程度で、本気で攻撃してくる複数の相手を裁く稽古を日常的にやっているところはほとんどないように思います。
長くなりましたが、私の考える合気道とはこういうものなのです。
とは言え、これを読んでも「???」となるだけでしょうが(笑)
詳しく知りたいという方は、ぜひ、稽古を見学にいらしてください。
お待ちしております。
上は私の演武の一部
下は、弐段段審査の一部を抜粋したものです。
上段のビデオは、5周年記念で行われた、平成28年9月4日の演武会
台風で開催が危ぶまれましたが、数カ月にわたって稽古してきた演武を無事、30名以上のご家族、関係者が見守る中、7歳から68歳までの会員の皆さんが、精一杯演武を披露してくれました。
以下は、そのダイジェスト版です。
下段は平成30年3月の演武会のダイジェスト版です。
前半は小学生クラスの演武。袴を履いているのは一般部の有段者の演武となります。
今回映っている有段者で投げる方をやっているのは、全員高校生で、一人を除いて小学生クラスの出身者です。
日頃の稽古の成果をどうぞご覧ください。
合気道いぶき館では、令和2年3月まで小学生対象のクラスを設置して、一般とは分けて、小学生用のメニューで稽古を行なっておりましたが、コロナの影響で半年間休会した影響で、小学生が半減し、止む無く一般クラスと併合して稽古を行なっております。
今後、小学生が増えれば、改めて小学生クラスを設置いたしますが、当面の間は中学生以上と同じ枠での稽古を行う予定です。
これに伴い、今までは小学一年生からの入会を受け付けておりましたが、当面の間、小学4年生以上の方に限り、入会を受け付けさせていただきます。
稽古の内容は大人クラスの5級レベルを目指し、可能であれば小学生のうちに5級を取得できる事を目指して稽古を行います。
(参考)以下のビデオは、小学5年性と6年性の子供たちの審査時のものです。(平成24年頃)
下のビデオは、二級審査の中で行った二人掛けの部分です。
誤解が有るといけないので説明しておきますが、攻撃は突き、横面打、正面打、片手取り、両手取りを左右ランダムに行っておりますので、予め打ち合わせをした、演武では有りません。
当道場では、この様な実戦的な稽古を中心に行っておりますので、ご興味の有る方はいつでも見学にお越し下さい。
・稽古日>>日・水・金曜 19:30−21:00
お問い合わせは 092-516-0755 「お灸にGo!、慰労ならここ!」まで、お願い致します。
※電話受付時間9:00〜21:00(鍼灸施術中は対応出来ない事が有ります)
・小学生 6000円
・一般 6000円(学生は5000円)
※小学生は、4年生以上を対象とします。 稽古は大人と同じです。
※一ヶ月以内に3回まで、体験稽古できます。(予約制)
納得頂いてから入会手続きをおとりください。
入会金は会費一ヶ月分とします。
↑↑↑クリックで拡大表示出来ます(PCのみ)↑↑↑
森藤誠司(もりふじせいじ)
昭和39年生まれ。福岡市南区向野出身
島根大学農学部卒/福岡医療専門学校鍼灸科卒
・合気道五段(公益財団法人合気会所属)
・はり師、きゅう師(厚生労働大臣免許)
・社団法人 福岡市鍼灸師会 南区支部長
・財団法人 日本美容鍼灸マッサージ協会認定美容鍼灸師
合気道とは、大学時代に島根大学合気道部に入部し、大阪の天ノ武産合気塾道場の阿部醒石先生(十段)から教えを受けた時から数えて、約30年以上関わって来ました。
転勤の多い仕事であった為、大阪、東京、茨城(岩間流)、兵庫、福岡と様々な所で稽古をし、さらに大東流合気柔術、心身統一合気道、英信流居合道、糸東流空手等、合気道以外の武道も学んで参りました。
そのため、私の本来の流儀は合気会合気道ですが、いろいろな流派の技が混ざってしまっており、他の合気会系の道場とは少し違う所を感じられるかもしれませんが、予めご了解ください。
阿部先生が亡くなられた後、阿部先生の甥である大阪府高槻市の井蛙塾 中西護先生にご指導を賜りながら、福岡で合気道の普及に努めております。
あと、蛇足ではありますが、初段を阿部醒石先生、弐段を茨城の福田先生、参段を阿部先生の息子さんである阿部豊雲先生、四段を現在お世話になっている中西先生 に。
さらに五段は本部道場からいただきました。
つまり、初段から五段までの全ての段位を別の師範から賜るという、非常に珍しい経験をしました。
当時は大変でしたが、今思えば多くの経験を積むことができて幸運だったと考えています。
私の技を実際に見てみたいという方。
見学、体験など、大歓迎ですので、皆様是非お気軽にお越し下さい。
合気道検定 初級編
1:合気道道主の氏名を漢字で記し読み仮名をかけ
開祖 《漢字 》 《 よみ 》
二代道主 《漢字 》 《 よみ 》
三代道主 《漢字 》 《 よみ 》
2:合気道開祖の出身地は(現在の地名で)
3:合気道開祖は別称で何先生と呼ばれていたか
4: 合気神社の所在地は
5: 合気神社を合気道開祖から任された人物の氏名は
6: 合気会本部道場の所在地は
7:合気道開祖が師事した宗教は
8: 合気会の現在の最高段位は
9: 合気会の規定で昇段審査は何段まであるか
10:基本技とされる投げ技を5つ (道場によって考え方は違うかもしれません)
11 :合気道開祖が、合気道開眼前に学んだ柔術のうち、最も代表的な流派名
12 :上記の柔術を身ににつけるために師事した人物の氏名
13 :次の漢字の読み仮名を書け「武産合気道」
14: 合気会から分離した団体、養神館の創立者の氏名
15: 合気会から分離した団体、心身統一合気道の創立者の氏名
16: 合気会から分離した団体で、主に九州南部に強い勢力のある団体名
17: 合気会から分離した団体で、短刀を使った試合を行う団体名
全部で22問 22点満点です。
答えは下にスクロールしてください。
1: 合気道道主の氏名を漢字で記し読み仮名をかけ
⇨⇨⇨⇨開祖 植芝盛平 うえしばもりへい
⇨⇨⇨⇨二代道主 植芝吉祥丸 うえしばきっしょうまる
⇨⇨⇨⇨三代道主 植芝盛央 うえしばもりてる
2: 合気道開祖の出身地は
⇨⇨⇨⇨和歌山県田辺市
3 :合気道道主は別称で何先生と呼ばれていたか
⇨⇨⇨⇨大(翁)先生(おおせんせい)
4 :合気神社の所在地は
⇨⇨⇨⇨ 茨城県岩間市
5: 合気神社を合気道開祖から任された人物の氏名は
⇨⇨⇨⇨斎藤守弘
6 :合気会本部道場の所在地は
⇨⇨⇨⇨東京都新宿区若松町
7: 合気道開祖が指示した宗教は
⇨⇨⇨⇨大本教
8: 合気道の現在の最高段位は ⇨⇨⇨⇨八段
9 :合気会の規定で昇段審査は何段まであるか⇨⇨⇨⇨四段
10: 基本技とされる投げ技を5つ
⇨⇨⇨⇨入身投、四方投、回転投、小手返、天地投
11 :合気道開祖が、合気道開眼前に学んだ柔術のうち、最も代表的な流派は
⇨⇨⇨⇨大東流合気柔術
12 :上記の柔術を身ににつけるために師事した人物の名
⇨⇨⇨⇨武田惣角
13: 次の漢字の読み仮名を書け「武産合気道」
⇨⇨⇨⇨たけむすあいきどう
阿部 醒石先生の大阪吹田市の道場が天之武産合(あめのたけむす)気塾道場
斎藤先生の指南書が「武産合気道」
"「武産」の意味については、合気道の上のレベルを示すなどの説がある。
14 :合気会から分離した団体、養神館の創立者は誰?
⇨⇨⇨⇨塩田剛三
15 :合気会から分離した団体、心身統一合気道の創立者は誰?
⇨⇨⇨⇨藤平光一(とうへいこういち)
16 :合気会から分離した団体で、主に九州南部に強い勢力のある団体は
⇨⇨⇨⇨万生館合氣道 創立者は砂泊 諴秀(すなどまりかんしゅう)
17 :合気会から分離した団体で、短刀を使った試合を行う団体名
⇨⇨⇨⇨富木合気道